prose-犬に謝る
2014年6月6日 エッセイ 膝の痛みが消えないので歩行がままならい。時間がくると愛犬が足元にすわって主人の顔をみあげて催促する、無視しても一度二度ならづ、しまいには立ち上がってすがりつき、前足で億劫でしぶっている主を実力行使で促しはじめる。根負けしてついついリードをつけて外にでる。
梅雨のあいまをぬって「ちょっとだけだよ」と言い聞かせて、足をひねらない程度に歩くのだが若い犬はいきおい走り障害物があれば右に左に折れ線みたいな動きをする。
従来は汗をかくほど遠出していたのに、いったいどうしたのかという不審な目つきな目つきでみられるのは心外であるが、近くのグラウンドを一周しただけで岐路につく。
不満たらたらのしぐさをされても、痛さにはかてない、強引にリードを掣肘する。
「痛みがきえたら遠くまでつきあってやるから」
などといいきかせ、家につくと、足を洗い胴をふいてやって謝る毎日だ。
梅雨のあいまをぬって「ちょっとだけだよ」と言い聞かせて、足をひねらない程度に歩くのだが若い犬はいきおい走り障害物があれば右に左に折れ線みたいな動きをする。
従来は汗をかくほど遠出していたのに、いったいどうしたのかという不審な目つきな目つきでみられるのは心外であるが、近くのグラウンドを一周しただけで岐路につく。
不満たらたらのしぐさをされても、痛さにはかてない、強引にリードを掣肘する。
「痛みがきえたら遠くまでつきあってやるから」
などといいきかせ、家につくと、足を洗い胴をふいてやって謝る毎日だ。
コメント