prose-風の道

2014年8月2日 エッセイ
 この山合いの道は吉備高原の裾をくねくねうねりながら峠を越えて真庭にいきたる。中国山脈からながれる風圧も峠をかわすととかなり穏やかに狭隘にある集落や段々の田畑を撫て吉備高原の丘陵にぶつかる。
 ドライブがてら往く地蔵尊はゆるやかな勾配の裾口に位置する東側の山の中腹にある。
 うだる暑さもここまでくると岡山市内からは1~2度ちがい、木々に葉裏をみさせてながれる風の心地よさを味わうことができる。

 山はいい、海は山の滋養をもらって豊穣をもたらしている。生物の源泉は山であり山は植物の繁生でささえられている。
 梢のベンチで憩うとしみじみそう想う。

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